車両の構造
Nゲージ車両の構造は?
それでは実際に鉄道模型の構造をNゲージ車両をみていきましょう。
先ずは外観からの各部分の名称と役割を説明します。
車両の形・種類や製造メーカーによって部品の形状は異なる事がありますが、基本的な構造は変わりません。
例1)TOMIX製 EF81形電気機関車
1…ボディ
2…動力台車
3…連結器(カプラー)
4…パンタグラフ
5…中間台車
1…動力台車
2…中間台車
3…カプラー
1…ヘッドライト
2…テールライト
3…カプラー
走行中は進行方向のヘッドライトが点灯します。
例2)KATO製 EF63形電気機関車
1…ボディ
2…動力台車
3…カプラー
4…パンタグラフ
5…中間台車
1…動力台車
2…中間台車
3…カプラー
1…ヘッドライト
2…テールライト
3…カプラー
走行中は進行方向のヘッドライトが点灯します。
例3)KATO製 N700系新幹線
1…ボディ
2…台車
3…外幌+カプラーA
1…台車
2…外幌+カプラーA
3…ライトスイッチ・DCC用ソケット
1・2…カプラーA
1…ボディ
2…動力台車
3…カプラーB
この車両のカプラーのみ左右
1…動力台車
2…カプラーB
3…DCC用ソケット
線路に流れる+と-の向きに応じてヘッドライトとテールライトが切り替わります。
1…カプラーB
1…ボディ
2…台車
3…カプラー(右側:カプラーA 左側:カプラーB)
4…パンタグラフ
1…カプラー(右側:カプラーA 左側:カプラーB)
2…パンタグラフ
1・2…カプラーA
1…カプラーB
1…台車
2…カプラー(右側:カプラーA 左側:カプラーB)
例4)TOMIX製 キハ40・キハ48形ディーゼル車「動力付き」
キハ48形(動力付き)
1…ボディ
2…動力台車
3…カプラー
1…動力台車
2…カプラー
3…動力ユニット
動力車とトレーラー車を見分けるポイントの一つです。
4…ライトスイッチ
1…ヘッドライト
2…テールライト
3…カプラー
1…カプラー
線路に流れる+と-の向きに応じてヘッドライトとテールライトが切り替わります。
キハ40形(動力無し)
1…ボディ
2…動力台車
3…カプラー
1…台車
2…カプラー
3…ライトスイッチ
1…ヘッドライト
2…テールライト
3…カプラー
中はどんな構造になってるの?
次に車両の中は一体どうなっているのかを同じように先程の
TOMIX製 EF81電気機関車を例に見ましょう。
上回り部品(ボディ)と下回り部品(動力ユニット)の2つで構成されています。
上回り部品は走行には直接関係はしませんが、外観を決定付ける重要な要素になります。
下回りには車両を走行させる
動力を持たない車両の場合はモーターなどの動力機構を持たないので、座席などの内装表現が細かくなされています。
※部品の破損や故障の原因になりますので、むやみに分解をしないようお願いします。
さらに細かく見てみると…
動力車1両でたくさんの部品が使われているのが分かりますね。
ただ実際に全ての部品構成を覚えておく必要はありません。
鉄道模型の車両はこういう作りになっているんだな、ということを感じ取っていただけるだけで十分です。
1…ボディ
2…屋根部品
3…屋上機器(配管)
4…パンタグラフ
5…屋上機器(カバー)
6…屋上機器(アンテナ)
7…テールライトレンズ
8…前面ガラス
9…側面ガラス
10…ヘッドライト用プリズム
動力ユニットに取り付けられているヘッドライト用の光源からの光をヘッドライトの穴へと導く導光材です。
11…プリズムケース
ヘッドライト用のプリズムを車体の天井裏に固定する役割の他、光漏れを防ぐ遮光カバーも兼ねています。
1…ダイキャストフレーム
車両の骨格になるシャーシ部分になります。車体を重たくして車両を引っ張る力(牽引力)を確保するほか、線路から台車を介して流れてくる電気をモーターに流す役割も兼ねています。
2…モーター
3…モーターケース
4…ドライブシャフト
5…ウォームギア
6…ウォームギアケース
7…集電スプリング
8…集電シュー
9…二段ギア用シャフト
10…二段ギア
11…中間ギア
12…ギア付き車輪
13…中間台車用スプリング
14…中間台車用ギア無し車輪
15…ギアケース
16…動力台車用台車枠
17…中間台車用台車枠
18…床下機器
19…ライト基盤
20…ライト基盤押さえ
21…スカート
22…カプラー
23…スノープロウ
24…カプラースプリング