鉄道模型の仕組み

鉄道模型はどうやって動くの?

鉄道模型は車両に乾電池を入れて動かすのではなく、家庭用コンセントから電気を取り込み、レールに電気を流して車両に取り付けられたモーターによって動かします。

 

日本で一番普及しているのは直流2線式

電気の種類に「直流」と「交流」があるように、鉄道模型を動かす電気は大きく「直流方式」と「交流方式」があります。

日本国内で販売されている鉄道模型は2本の金属製のレールにそれぞれプラスとマイナスの電気を流して、車両に取り付けられたモーターを回して車両を動かす「直流2線式」が主流となっています。

動かすのに必要なものは「車両」・「線路」・「電源(コントローラー)」の3つ

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線路

金属製の2本のレールにコントローラーからの電気を車両に伝える役割をします。

また、直線線路や曲線線路、ポイント線路など様々な種類があり、それぞれを組み合わせて色々なコースを作ることができます。

車両

実際に鉄道模型として走らせる車両です。実際の鉄道車両と同じく、色々な種類の車両が各鉄道模型メーカーから販売されています。

大きく分けて動力を持つ車両(動力車)と動力を持たない車両(付随車・トレーラー車)があり、この2種類の組み合わせで1つの編成を構成します。

走行させる環境や動力車自体の性能に左右されますが、通常は1編成につき動力車は1両で十分に走行します。

電源(コントローラー)

家庭用のコンセントからの電気を使い、鉄道模型に適した電流・電圧に変換する装置です。

直流2線式の場合は線路に流す直流電圧を0~12Vの間で操作し、線路に乗せた動力車に付いているモーターの回転数を制御して車両のスピードを調整します。

車両の動く向きを変える場合はコントローラーに取り付けられたスイッチで線路に流れるプラスとマイナスの電気を逆転させます。

NゲージやZゲージの場合は1~2A・最大電圧12V、HOゲージの場合は3~5A・最大電圧15Vが主流です。

車両のスピードをコントロールする方法は大きく分けてダイヤル式・レバー式・2ハンドル式があります。